もっと知りたい!話したくなる!十勝を盛り上げる素敵な人々と気軽に交流できるイベント「とかちの楽しい100 人」

十勝の面白い人たちと出会えるイベント「とかちの楽しい100人」は札幌で開催されている「北海道の楽しい100人」が元になっています。「北海道の楽しい100人」に登壇した十勝の方が「面白いので十勝でも是非!」と思ったのをきっかけに、「とかちの楽しい100人」の実行委員会が立ち上がり、2015年からスタートしました。

毎回3人のゲスト(十勝出身者、十勝で頑張っている人、十勝を愛する人など)を招い て、現在の活動・過去の苦労・未来への想いなどを語っていただくというもので、その 後は、登壇者と聞き手が情報交換をしたり知恵を出し合ったりと自由に交流。十勝に関わる人々が出会う“ホットでクールなイベント”です。

今回は、2016年10月に行われた第8回の様子をレポートします。

第8回は「十勝の佐藤さん大集合」

「とかちの楽しい100人」は時に会場を変えて、時に面白い組み合わせで、と毎回趣向を凝らして行われています。過去の登壇者はメイン開催会場であるHOTEL NUPKA代表の柏尾哲也さん、フォトグラファー岩崎量示さん、地域おこし協力隊で活躍中の方々、など多数。今回のイベントはなんと、「十勝の佐藤さん3人」が登壇されました。毎回3人のゲストが登場して各15分間話す、というのが基本ですが…時には熱が入ってしまって15分で終わらないことも。観客たちもゲストの面白くて、リアルで、心に染み入るような話に、真剣に耳を傾けていました。

・一人目は「MEMU EARTH HOTEL」の佐藤剛史さん

佐藤剛史さんは「地球に泊まり 風土を味わう」というテーマで今年からスタートしたグランピング施設「MEMU EARTH HOTEL」の支配人。グランピングとはアウトドアでキャンプ要素を楽しみながら、高級施設に準じたサービスを受ける宿泊形態のひとつです。いかにも業界人!の出で立ちで現れた佐藤さんは、十勝の自然を楽しめるよう様々な趣向を凝らし、期間限定で設置した同ホテルの魅力を語ってくれました。最初の宿泊者はなんとベトナム在住の日本人、という面白い小話には会場から「へ~」との声も。

また、ホテルで出す料理をお客様自身が簡単に調理できるように下準備をしたり、食材のおいしさをそのまま味わえるよう味付けを最小限に留めたりするなど、十勝を丸ごと肌で体感できる工夫の数々を披露してくれました。

 

・二人目は「SA+O」の佐藤史恵さん

二人目のゲストスピーカーは、デザイナーの佐藤史恵さんです。今回の会場となったHOTEL NUPKAのロゴや看板サインをデザインされた方で、お話をしている間の凛とした立ち方が印象的。経歴紹介では忙しい都会の生活に区切りをつけてUターンしてから、人との縁を大切に1つ1つの地元の仕事を丁寧に進めてきた様子が伝わってきました。現在はアートイベントの日程等をまとめてお知らせするサイトも手がけており「手伝ってくれる人を探しています」と会場に呼びかけていました。気軽に話し手と聞き手が情報を共有しあえるという、このイベントならではの良さを感じられる一幕です。

http://sa-plus-o.com/で佐藤史恵さんの作品を見ることができます。

 

・三人目は「佐藤農場」の佐藤健司さん

「ラサール・早稲田と進んで…今はフライドポテトを揚げています(笑)」と素朴な笑顔で笑うのは、3人目のゲストスピーカー佐藤健司さん。生まれ育った音更町に戻り、小麦や菜種を栽培を始めました。新規就農にあたって消費者が遠いことが気になったとの事で、現在は畑の中で獲れたてのジャガイモを食べるイベントや、自分たちの住んでいる地域で収穫したものを味わってもらう子供向け食育イベントを積極的に実施されています。十勝に戻ってきて今の自分があるのはこの人たちのおかげ!と数々の出会いも紹介してくれました。トーク中、実際に自分で揚げたばかりのポテトフライを来場者に食べてもらうなど、ワクワクするような15分となりました。

お話を聞いた後は質問タイム!

毎回、ゲストスピーカーは「十勝にこんな人が居たんだ!」と驚くような方ばかりで、来場者はいつも興味津々です。今回は「冬も屋外のホテルは営業しないのですか?」「学生なのですが人脈作りは今からした方が良いですか?」「十勝は釧路より盛り上がっていると思いますがどうしてだと思いますか?」といった様々な質問が飛び交いました。

人前でちょっと聞くのは恥ずかしい…もっともっと専門的なことを質問したい!という方には、この後に開かれる懇親会への参加がオススメです。

参加者とゲストスピーカーが語り合う懇親会

一般的な講演会などでは「偉い人の話を聞いてきた」という感覚で終わることが少なくありません。ところが、このイベントは「人が繋がること」に重点を置いているため、懇親会はまさに「人が繋がる楽しさを実感できる時間」となっています。イベントが行われた会場HOTEL NUPKAのロビースペースで十勝産の素材をたっぷりと使った軽食を頂きながら、ゲストスピーカーに詳しい話をさらに聞いたり、参加者同士で語り合ったり、楽しい夜が更けていきます。

佐藤農場さんのポテトフライは懇親会でも大人気

若者が参加して未来を紡ぐイベントに

イベントの運営スタッフには、毎回学生がボランティアで参加しています。実はこのイベントが企画された際にも、学生の参加がとても大切な目的のひとつとして位置づけられていました。

今回、司会役を務めた方は地元・帯広畜産大学の3年生。年の割に落ち着いたその青年に感想をお聞きしたところ「もっと早くこのイベントに出会えていれば、と思いました。毎回ゲストの話を聞くたびに世界が広がっていく。もう自分は就職先をほぼ決める段階に入ってしまったけれど…後輩たちにはイベントに参加して視野を広げてほしい」と語ってくれました。「とかちの楽しい100人」は若い世代へ種を蒔く、大切な場になりつつあります。

ゲストスピーカー自体も嬉しいイベント

イベントのゲストスピーカーに謝礼はありません。純粋に十勝をより良い方向に盛り上げたい、という想いから自分の成功談・成功法を語るだけはなく、失敗談も惜しまず話してくれます。中には「この問題で困っています」と聞き手にアドバイスを求める方も。

懇親会で出会った方と親密になり、農家と学生による共働活動が始まったり、他の講演会に招待されたり等、様々なコラボレーションが生まれているようです。ゲストスピーカーと参加者が、学び合い、助け合うという流れはゲストスピーカーにも嬉しい事がたくさんあります。

あなたも一度参加してみませんか?

本州で育った方にとって、十勝は北海道の中でもなかなかイメージが掴みにくい土地かもしれません。十勝といえば…チーズに…豚丼?となる方も多いとでしょう。メジャーなものが想像できず、つまらないところ、というイメージもあるかもしれません。ところが、十勝にはゲストスピーカーたちのように面白い活動をしていたり、個性的だったり、何かにチャレンジしていたりと「魅力あふれる人々」がたくさんいます。そして十勝は大都市よりも、その「魅力あふれる人々」の活動を身近に感じられる土地です。ぜひ一度、イベントに足を運んでみましょう。きっと、心に明かりが灯るような、素敵な出会いが待っているはずです。

会場になったHOTEL NUPKAは帯広市内の中心部。海外からの観光客や旅好きの方はもちろん、アートや音楽のイベントなども行われるため地元の人も自然に集まってくる場となっています。

第1回ゲストスピーカーより

なんと今回取材してきたライターである私自身が、実は「とかちの楽しい100人 第1回」のゲストスピーカーです!このイベント、「魅力あふれる人々」以外に「ちょっと変わった気になる人」ともお話しすることができるのです。もちろん私自身は後者です(笑)自身のトークでは今までの行き当たりばったりな人生と、これからの誇大妄想ビジョンを余すことなくご紹介し、「妄想女王」の名を獲得。そのおかげで懇親会では大盛り上がりとなりました。そして現在でも、そこで出会った方との素敵な(不思議な?)交友関係が続いています。

この記事をご覧の方にもいつか「ゲストスピーカーになりませんか?」という声がかかるかもしれません。その時には胸に秘めた熱い想いを、オリジナリティーあふれる表現で語ってください!きっとワクワクするような出会いが待っているはずです。(取材・文  石川伸子)

とかちの楽しい100 人

【問い合わせ先】

とかちの楽しい100人実行委員会

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