Uターン・Iターン希望者のための「十勝ガチ暮らし×仕事体験ツアー 2017」レポート

今年(2017年)で3回目の実施となる、十勝の暮らし体験&企業訪問ツアー「十勝ガチ暮らし×仕事体験ツアー(通称「ガチツアー」)」が、2017年10月に開催されました。去年度のレポートに引き続き、ツアーに同行した帯広市地域おこし協力隊の瀬川友輔が、気になるガチツアーの内容をレポートします!

十勝ガチ暮らし×仕事体験ツアー 2017

「航空券・宿泊費が無料とか、怪しすぎる。」「とかち帯広空港に着いても誰も迎えに来てなかったりして。」「バスに乗ったら地下施設に連れていかれて強制労働させられるのでは。」などなど。ツアー開始前、参加者の皆さんはそんな不安を抱えていたようです。

すっかりガチツアー恒例となった、このミステリー感。航空券・宿泊費「無料」という、他では類を見ない「怪しさ満点」の設定ですが、それだけに参加者は全員「リアルガチ」。観光気分で来ているひとは1人もいません。

来年度の開催に向け、今年もレポート記事を上げておきます!

「ガチツアー」概要

【10月20日】帯広の気温は7度、東京との気温差は約10度でした。

十勝ガチ暮らし×仕事体験ツアー(通称「ガチツアー」)とは、首都圏および札幌圏にお住まいで、北海道・十勝へのUIJターンを検討している社会人・学生を対象とした、十勝の企業訪問をベースとした2泊3日の移住体験ツアーで、帯広市によるUIJターン促進事業のひとつです。
2017年度は企業訪問(6社)のほか、合同企業説明会への参加、住宅訪問、マネー相談会、先輩移住者・十勝の企業経営者との懇談会などが盛り込まれました。

このような充実の内容にもかかわらず、航空券・宿泊費が無料(ツアー中の飲食代のみ実費負担)という画期的な事業で、主催は北海道中小企業家同友会とかち支部、ツアーのアテンドは「りくらす・わくらす」を発行していただいているソーゴー印刷株式会社により、2017年10月に開催されました。

 

参加者は14名

ジョブ・ジョブとかちin東京の会場や、Facebook、Webサイトで募集を行い、参加したのは14名(20代:2名/30代:6名/40代:1名/50代:5名)。東京圏からの13名は羽田空港から飛行機で、札幌からの1名はJRを使用して帯広までお越しいただきました。

ツアー初日

とかち帯広空港にて「ガチツアー」のプラカードを掲げて首都圏組をお迎えしておりましたが、飛行機の到着が遅れたことにより、当初予定していたスケジュールから小一時間遅れのスタートとなりました。
思い返せば、この時から波乱を予感させる幕開けとなっていたわけですが、初日に訪れたのは以下の2社。企業説明と、採用の状況などを紹介していただきました。

【企業訪問】
株式会社 柳月
株式会社 山本忠信商店

遅れ気味になった行程を取り返すことができず、3社目に予定していた「東洋農機株式会社」は残念ながらキャンセルとなってしまいました。
受け入れ準備していただいた担当者の方々、楽しみにしていた参加者の方々、申し訳ございません・・・

ツアー中、お世話になった宿はHOTEL NUPKA。チェックインをした後、1階のイベントスペースにてHOTEL NUPKAの紹介を十勝シティデザイン株式会社の坂口様から、ジョブ・ジョブとかちの説明を帯広地域雇用創出促進協議会の嘉藤氏より、そして「十勝で暮らす」説明会と題した特徴的な移住者のライフスタイルをソーゴー印刷株式会社の高原様より紹介していただきました。

【HOTEL NUPKA】
・NUPKA紹介
・ジョブ・ジョブとかち紹介
・「十勝で暮らす」説明会

【先輩移住者との交流会】
企業訪問と説明会が終わった後は、本ツアーのメインイベント「交流会」を開催。お酒を飲みながら、先輩移住者から移住にまつわる本音を聞くという趣旨ですが、参加者同士の親睦を深めるというのが裏テーマです。
参加者のみなさん、移住したいという思いが一緒のため、打ち解けるのが異常に早い。職種・業種を問わず、世代や境遇を超えて繋がっていくこの感じは、ガチツアー以外では味わえません。私にとってこのツアーが特別なものである最大の理由です。

ツアー2日目

ツアー2日目の訪問先は、以下の4社。3年目となる今年の開催で初訪問となった北斗病院は「十勝の医療施設」を見学していただくと共に、就職先としての病院ということも意識していただく内容となりました。

【企業訪問】
十勝三菱自動車販売 株式会社
社会医療法人北斗 北斗病院
十勝毎日新聞社
株式会社 ホーム創建

【十勝の住宅訪問】
企業訪問の後は、戸建て住宅と賃貸住宅を内見させていただきました。

戸建ての一般住宅は、オーナー様ご協力のもと「北海道に住むならこんな暮らしがしたい!」という夢の住宅を見せていただきました。北海道暮らしに憧れる、最終系イメージが沸いたこととは思います。「すごすぎて参考にならないw」という意見もありましたが、東京で家を買うことと比較すれば、決して夢ではない生活です。そして「薪ストーブのある家に住みたい」と、一番憧れを抱いたのはたぶん私でしょう。

【十勝の経営者との交流会】
2日目の交流会は、十勝の経営者とお酒を飲むわけですが、本ツアーを通して最大のポイントとなっています。企業訪問のときには聞けなかった「具体的な話」を聞くことができます。席替えがあったりして、もはや合コンです。やはり経営者と直接やり取りするのが一番ですね。

ここまでで2日目の予定は終了しましたが、重要なイベントが発生しました。

台風の接近により、翌日最終便で予約を入れていた帰りの飛行機が飛ばない可能性が出てきたのです。そして運命の選択を迫られることになります。
①最終日の予定を全てキャンセルして朝イチの便で帰るか、②台風がそこまで接近しない可能性にかけて予定通り最終便で帰るか。上の写真はまさにその判断を迫っている瞬間です。

結果はどうなったでしょうか。詳しくは後述の「ツアー3日目」をご覧ください。

ツアー3日目

朝イチの飛行機で先に帰る判断をした方々を乗せたバスが空港へと出発するのを見送った後、残ったメンバーでファイナンシャルプランナー山崎さんによる「十勝のお金ガチ生活費」と題したマネー相談会を開催しました。
北海道で暮らすといえど、余裕のある暮らしを実現するには、それなりに頑張って働かなくてはいけません。私も頑張ります。。

そのあとは「とかちむら」に移動し、初日とは異なる先輩移住者の方々を囲んでランチ会を開催しました。会場となった「ミリオンサンテ」の田中オーナー夫妻も数年前に移住してきた先輩であったため、話がはずみます。 ノンアルコールで交流会、という形もいいですね。

午後には十勝の企業41社が出展した、合同企業説明会へと移動。これに参加するために今回はフォーマルな格好をお願いしていました。ツアーでは訪問することができなかった企業で話を聞いたり、具体的な求人票を見て給与の相場を確認したり。地方の現実的な「労働条件」と向き合う時間も大切です。

【延泊決定!】
ここでツアーは終了。の予定でしたが、関東に接近していた台風の影響で飛行機は飛びません。前述のイベントで②を選択していたメンバーは、延泊することになりました。

【さらに雪!】
HOTEL NUPKAにもう一泊させていただき、翌日の便に振り替えたのですが、なんと、翌日は「雪!」。またしても飛行機が飛びません!
まさかの2日連続欠航。やむを得ず、更なる延泊をすることに。

ただ、札幌まで移動して新千歳発の便に振り替える、という手が残っており、さすがにもう帰らないと色々とマズい2名は、新千歳経由での帰路を選択。無事に予約を変更して、なんとか当日中に東京へと帰ることができました。

そして、残ってもう1泊する判断をした3名は、結果的には4泊5日「ガチお腹いっぱいツアー」となったのです。

5日目!!!

2泊の延泊をしたあとの5日目、それまでの4日間ずっと天気が悪かった十勝がようやく晴れて、結果的にはここまで残った3名だけに訪れた「とかち晴れ」となりました。

空港へ向かう途中、芽室町の「新嵐山スカイパーク展望台」から十勝平野を眺めたあと、幸福駅に寄ってちょっとだけ観光気分。台風一過の青空に映えるオレンジ色の車両は、いままで見てきた中で最も鮮やかだった気がします。

 

【アンケートでいただいた有難いお言葉(抜粋)】

「Iターンを考えている私にとっては素晴らしい取り組みで、参加出来たことに感謝しております。」
「企業訪問以外に住宅訪問があったのは良かった。」
「総じて密度の濃いツアーでお腹いっぱいになりました。」
「住環境や食生活等について、参考となる情報収集ができた。」
「十勝の魅力が十分に伝わりました。一方で、実際に暮らすとなった場合に考えなければならないことが湧いてきて、それらを整理していかなければ、と気づかされました。」
「予定よりも滞在期間がのびたことで、たくさん貴重な経験ができ、十勝が好きになりました。」

来年度もこの画期的なガチツアーを開催できればと考えておりますし、今回参加された皆様のフォローアップや、実際に移住してこられた後にも継続的な交流会などを企画していければと考えています!

十勝ガチ暮らし×仕事体験ツアー 2017

・旅行期間:平成29年10月20日(金)~22日(日)

・参加費用:無料 ※羽田空港・札幌駅からの交通費および宿泊費が無料。ツアー中の飲食代は実費負担

・参加対象:首都圏および札幌圏にお住まいで、十勝へのUIJターンを検討している社会人・学生

 

【記事に関するお問い合わせ】

帯広市地域おこし協力隊Facebookページ
https://www.facebook.com/obihiro.chiikiokoshi/

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