帯広市の中心部に市場が出現!「帯広まちなかマルシェ ウエカルパ」

JR帯広駅の周辺は、ホテルや飲食店が建ち並ぶ都会的な雰囲気。しかし、ゆっくり散策してみると、農業王国・十勝ならではのイベントが行われています。「帯広まちなかマルシェ ウエカルパ」もそのひとつです。2016年に始まったばかりのマルシェで、7月~10月の日曜、祝日(雨天中止、日程は要問合せ)に、JR帯広駅北多目的広場(夢の北広場)で開催。朝採りの野菜をはじめ、飲食、雑貨など、約20の店舗が十勝の魅力的な品を販売しています。

十勝の野菜をもっと身近に、気軽に楽しむ

実行委員会の代表は、帯広市でまちづくりの事業に取り組んでいる山川知恵さん。マルシェを開催したきっかけを「十勝のおいしい野菜を、もっと知ってもらいたいたくて」と話します。友人であり野菜ソムリエの高橋智子さんの協力もあって、十勝中から参加者が集まりました。ちなみに「ウエカルパ」はアイヌ語で「集まる」という意味。地元の人が気軽に「集まって」、十勝の野菜に親しめるようなイベントを目指しているそうです。

農家、飲食店、学生…多彩な顔ぶれが勢ぞろい

最初にお邪魔したのは、帯広畜産大学の農業サークル「あぐりとかち」のブース。取材日は朝7時に地元農家の元へ駆けつけて、採れたての野菜を仕入れたということです。オレンジ色のトマト「千果」など、珍しい野菜もずらり。購入した野菜を、たまらずその場で頬張る客の姿も見られました。接客のバイトをしているメンバーも多いそうで、店頭での呼び込みも堂に入ったものです。

続いて中札内村の農家が立ち上げた食品加工会社「ベジハート」へ。野菜を使ったジャムやスイーツ、干し野菜などが並んでいます。大根のローフードチップスやかぼちゃのジャムを試食させていただきました。低温で15時間以上乾燥させた大根は、ほんのり甘く、かみ締めるほどに旨みがじんわり。ジャムも素材を活かしたやさしい味わいです。あまりのおいしさに、思わず大人買いしてしまいました。

そうしているうちに、ボランティア団体による絵本の読み聞かせが始まりました。イベントの趣旨に合わせて、食にまつわる絵本を選んでいるのだそう。読み聞かせのメンバーは、普段障がい児施設の教師をしているそうで、コミカルなジェスチャーと情感たっぷりの語り口で、子どもたちの心をわしづかみに! 見事なパフォーマンスに、大人も引き込まれてしまいます。

会場に華を添えていたのが、士幌高等学校の“農業女子”たち。学園祭に向けて作っていた野菜を、マルシェにも持ち寄ってくれました。野菜の生産について学ぶ学部と野菜の加工を学ぶ学部が、仲良く協力しての出店です。生徒たちが育てたシーベリーで開発した「シーベリーサイダー」も、大好評の様子。ビタミンをはじめ栄養豊富なシーベリーは、ヘルシー志向の人たちの間で話題になること間違いなし。士幌高等学校の女子力に注目です!

取材を続けているうちに、かわいらしいガラスのジャーを手にした人が次々と通り過ぎていきます。市内の飲食店「カチバル」のブースで販売されている、サングリアです。足寄のいちご、スイーティーアマンを池田町のワインに漬け込んだ、同店特製のサングリア。車で来場した人のために、ぶどう液で作ったノンアルコールのサングリアも用意しています。ジャーでドリンクを楽しむ来場者の姿が、とてもお洒落でした!

買い物の後は、ピクニック気分でランチを

昼時になると、マルシェ特製の弁当の販売が始まります。取材日は帯広のイタリア料理店「ミリオンサンテ」と、フレンチのデリカテッセン「シェロッスリー」のお弁当が並んでいました。会場にはベンチもありますが、おすすめなのが芝生の上でのランチ。街中でピクニック気分が味わえるとは、ちょっぴり得した気分になります。野菜のおいしさだけでなく、十勝ののんびりと大らかな土地柄も感じられるイベントです。週末に帯広の中心部に出かける際は、開催日を確認の上、ぜひ立ち寄ってみてください。

帯広まちなかマルシェ ウエカルパ

【開催場所】

JR帯広駅北多目的広場(夢の北広場)

【開催時期】

7~10月の日曜、祝日(開催日はフェイスブックで確認を)

【問い合わせ先】

※掲載の内容は取材日のものです。出店者は開催日によって異なります。

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