【関係人口インタビュー】東農大生が出会った“パワフル”な十勝の魅力

半年前、長野県のとあるリンゴ農家で出会った大学生、外山(とやま)君。久しぶりにアップされた彼のFacebookページを見るとそこには「十勝」の文字が!!彼はなぜ十勝に行ったのか、そして彼が十勝で見てきたものとは!?十勝に縁もゆかりも行ったこともない金川メンバーの記事第2弾!

【インタビュー形式でお届けします】

金川:お久しぶりです。Facebookで「十勝」の文字を見て思わずメッセージしていました。

外山さん:お久しぶりです。金川さんが十勝に関係があったとはビックリです。

農業サークルFaVoについて

金川:外山君は大学で農業系のサークルをやっていましたよね?

外山:はい、いま東京農業大学3年で、途上国等の国際農業支援を学んでいます。FaVoという農業系のサークルの代表をやっていて、今年で2年目です。

金川:FaVoについて少し詳しく教えていただけますか?

外山:はい。「人生に農業というスパイスを」をコンセプトに、全国のいろんな地域を巡り、本格的な農業体験をさせていただいています。結成から6年経ち、私が4代目の代表です。

金川:学生はどんな人が多いですか?やはり農大とか?

外山:今は農大生が多いです。一部、農業法人に就職したり、農家になったりしています。地方としては長野、沖縄、四国などです。

金川:出身地で農業をやるイメージですか?

外山:いえ、出身地とは別です。そういえば、なぜか埼玉がほとんどですね(笑)

十勝に行った理由

金川:今回、十勝に行ったのはどんな目的ですか?

外山:十勝のアグリダイブプログラムhttps://nougyou-intern.com/)への参加です。運営の山内さんとFaVoのメンバーが知り合い、『農業をしながら自分の軸について考える』というコンセプトに魅かれ、参加しました。

金川:面白そう!もっと具体的に聞かせてもらえますか?

外山:1週間ほど、現地で農業を体験したり、主に農業関係の会社さんの話を聞いたり、密度の濃いプログラムです。前田農産食品さん、満寿屋商店(パン屋)さん、山忠さん、ファームノートさんなどとお話させていただきました。

金川:何人で参加したのですか?

外山:全部で13人です。うち8人がFaVoのメンバーでした。FaVoの活動コンセプトとも近かったので、「何か活かせるものがあれば」という想いと、「純粋に大規模な農業を観たい」という想いで参加しました。

行く前・行った後

金川:ということは、今回北海道の農業には初めて触れたのですか?

外山:そうです!

金川:行く前のイメージはどうでした?

外山:単純に、「大規模なんだろうな」という感じでした。動画を見たことがあるぐらいで、下調べをして行ったわけではないです。

金川:それで、行ってみてどうでした?

外山:とにかく“デカッ!”という感じでした。東京から飛行機で行ったんですが、途中寝ていて、着陸の時に見た景色にすごいギャップが(笑)

十勝の良さ

金川:プログラムで会った十勝の“人”はどうでしたか?

外山:とても“パワフル”だと思いました。10月後半に銀座の十勝屋さんで行われた、過去のプログラムに参加した方の振り返りに参加させてもらったんですが、そこから既に熱気が違うというか(笑)。真剣にかつ楽しそうに喋っていらっしゃる皆さんに魅かれて、実際現地でもよりアツい皆さんに出会い、やっぱり“パワフル”という言葉が一番合っているかな、と思います

金川:前田さん(上記写真左:ポップコーンで有名な前田農産食品 株式会社の代表)は、私も実は「十勝ゆかり飲み」でご一緒したことがあるんです。

外山:そうなんですか!前田さんは、農大の先輩で、以前「農大バル」というイベントを都内で実施した際、食材をご提供いただいたので、そのお礼も兼ねて伺いました。

金川:印象は?

外山:よく喋る方だなぁと(笑)

金川:(笑)

外山:次の時代の農業を作ろうと、いろんなアイデアを持っていらっしゃって、それを着実に実行していらっしゃる、さらに考え方がとても柔軟で、本当に魅力溢れる方だと思います。

金川:私も同じ印象を持ちました。まさに“パワフル”な方ですよね。

外山:そうですね!あと、前田さんだけでなく社員さんも積極的で楽しそうでした。指示待ちにならずどんどん動いていく姿にも魅力が感じられました。

十勝の農業について

金川:さて、いろいろな地域の農家さんを周っている目で見て、十勝の農業というのは特徴がありますか?

外山:一番は面積ですね。他の地域であんなに広い農地は持てません。あと、今回訪問させていただいた農家さんは、家族で和気あいあいとやってらっしゃる方が多いと感じました。

金川:『農業従事者の高齢化』というのはよく聞くキーワードですもんね。

外山:そうですね。それから、収入が全然違います。全国平均では、小規模な週末農業や兼業も含め、農業での家庭の平均収入が150万円程度ですが、十勝は平均900万円以上だそうです。

金川:6倍!それは凄いですねぇ。

外山:全国的には農地は余っていますが、十勝では「空いたら誰かが使う」「いつでも規模拡大できる」というのが普通なんだそうです。また、農家という職業が地域の中心であり、とても尊敬されています。地域全体が、農家を中心に回っていて、周りもそれをサポートしている感じです。

金川:その学び、すごく貴重ですね。

外山:あと、農業に限らず、皆さん十勝が好きで、十勝を良くしよう、新しく変えていこう、という熱意があります。

金川:先ほどの“パワフルさ”の源泉ですね。

外山:そうかもしれません。ご存知の通り、北海道は屯田兵が開拓しましたが、十勝だけは、民間の企業が入って開拓したんだ!という話を皆さんから聞きました。それも地元の方だけでなく、移住された方からも、です。

金川:開拓者のスピリッツが脈々と流れている土地なのかもしれませんね。

外山:ほんと、そんな感じです。

今後の十勝との関わり方

金川:「関係人口」という言葉も最近流行っていますが、今後、十勝とはどのように関わっていきたいと考えていますか?

外山:前田農産さんの「ひまわり迷路」は絶対に夏に行きたいと思っています。他にも、ピザマラソンとか、パン王国とか、十勝の皆さんのアイデアがどれも面白くて、何度も行きたくなる土地です。

金川:私は最近、「十勝産」と見ると思わず買っています(笑)

外山:自分もそうです(笑)

十勝とは?

金川:外山さんにとって、十勝とは?

外山:言葉で表現するのが難しいですが・・・「食と農を生業とする人たちと、それに魅せられた人たちの街」って感じです。

金川:外山さんも十勝に魅せられた一人ですね。

外山:ほんとそうですね。

金川:ありがとうございました。

書いた人

とかP 7号 金川俊介(かながわしゅんすけ)メンバー

福岡県出身、神奈川県在住。友人らと立ち上げた「地域の仕事を考える会」の活動で、十日町、南信州、岡崎等の関係人口作りに関わり、各地域へ週末ごとに足繁く通う。

とあるトークイベントでお会いした中神さんの生き方に共感し、ゆかりが無いのに「十勝ゆかり飲み」に参加。そんなこんなで、いつのまにやら十勝の関係人口に(笑)

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