【士幌町】なんと畑がついた長期滞在体験施設まで!そこで暮らす人たちの生活とは?

士幌町下居辺(下居辺)に4棟設けられた、農園付住宅。豊かな自然に囲まれた暮らしを体験できる、町の移住体験施設です。移住や2拠点生活を検討している人をはじめ、テレワークなどの新しい働き方を模索している人や、事務所を設置したい人なども対象としているこちらの住宅。

今回は、士幌町の「農園付住宅」についてと、そこで暮らす人たちの生活をご紹介します!

 

「ほど良い」田舎暮らしができる場所

士幌町下居辺地区は、士幌町の市街地から約15分の場所にある、森に囲まれた地区です。天然モール温泉やハスカップ農園もすぐ近く。

「家にもお風呂は付いているけれど、ほぼ毎日温泉に入りに行っています」

「夏はハスカップ狩りも体験したんですよ」

実際に住んでいる人たちからはこんな声が。

「農園付き住宅」の名前の通り、1棟にひとつ畑付き。農園づくりを楽しむ、“ほど良い”田舎暮らしには打ってつけの環境と言えます。

 

居住可能期間は1~3年。リビングと寝室に加えてもうひと部屋ある設計で、趣味や仕事に活用できる設計となっています。農園付住宅に暮らす人々の暮らしぶりから見えてくるもの。あたりまえの日常の中に見つけた、宝物のような時間を覗いていきましょう!

100平方メートルの畑が付いた農園付き住宅です。リビング+寝室+部屋という間取りになっています。

冬でも天気が良く、雪を楽しみに換えて楽しんでいます!

1人目の登場人物は、井上伸久さんとまゆみさん夫妻。

 

家族旅行やキャンプに訪れるなどするうちに、募らせていた北海道暮らしへの思い。伸久さんが退職した翌月には、鹿児島と北海道を行き来する生活がスタートしました。

 

高校で美術教師をしていた伸久さん。絵のモチーフ探しという意味でも、北海道の旅は好奇心をかきたてられるものだったようです。しかし、長期休暇を取れるのは1年のうちの夏と冬だけ。

「退職したら、北海道の1年を見てみたいねって話していたんです」

と、まゆみさん。

玄関を挟んだ1室を、アトリエとして使用しています。「窓から畑が見えるんですよ」と伸久さん。作成中の絵は、ウトロで目にした灯台や豊頃町のジュエリーアイスなど、複数のモチーフを重ね合わせたイメージ。

旅をしていた頃、十勝にも何度か訪れたことがあったという2人。思わず深呼吸したくなる土地の広大さや、満天の星の美しさは知っていたけれど、住んでみて特に実感するのは「冬の魅力」とのこと。

「冬でも天気がいい。明るい雰囲気があります」と伸久さんが言えば、「雪が降ったら外で遊んだりね」とまゆみさん。

かまくらを建てたり、ツララで造形物を作ったり。除雪作業にうんざりしている場合ではありません。なんでも「楽しみ」に換えてしまうのが、井上夫妻流の暮らし方なのです。

雪がたくさん降ったら、庭で思い切り遊ぶ。雪を厄介者としてではなく、上手に付き合うのが上手な井上さん夫妻(豊頃町に住んでいた時の庭の写真。写真提供/井上伸久さん)。

地域住民との交流についても、「士幌町はちょうどいいサイズ感かも」とのこと。町の行事があると、地域の人が一緒に参加しようと誘ってくれる。「とってもありがたいですよね」。ハスカップの収穫体験、地域の小学校の運動会、パークゴルフにゲートボール、収穫祭などの祭にも積極的に参加しています。

「植えればちゃんと芽を出すのね」。そんなささいなことにも確かな幸せを見出しています(写真提供/井上伸久さん)。

 

2拠点生活を模索しています!

続いて紹介するのは今西隆さんと和子さん夫妻。

夏は涼しく快適で、冬は雪が少なめ。しかも、野菜がとびきりおいしい! 今西夫妻が士幌町に辿り着いたのは、そんな理由から。

夏を迎える度、北海道に長期旅行に訪れていたそうです。

「北海道の環境が気に入って。観光するよりも、落ち着いて暮らせるところを探していました」

と話してくれました。

訪れた地域に印を付けている手持ちの北海道地図のほとんどは埋め尽くされたというくらい、全道各地に足を運んだそうです。道東や道北を中心に探し、縁あって2年前にオリベ(士幌町のちょっと暮らし体験施設)で3ヵ月間生活。その後農園付住宅へ。

「この年で完全移住はなかなか難しい。2地域拠点という暮らし方は、合っているかもと思って」。

年齢など考えながら、今後の生き方を模索しているところです。

(株)cheers(チアーズ)は士幌町にある会社で、町からの委託で体験暮らしをする人をサポートしています。そのスタッフがイベントや日常の暮らしをアルバムにしてくれました。

「十勝の空は特別きれい。暑いときもあるけれど、一時的なので過ごしやすいです。それから野菜。旅行で訪れていたときも、よく買って帰ってました」。そんな野菜好きな今西夫妻、農園付住宅でもさまざまな野菜の栽培を実践中です。

 

この夏、どんな作物を植えたのか尋ねたら、「大豆、トラ豆、栗豆、パンダ豆、モロッコインゲン…」。和子さんが指折り数えながら教えてくれました。さらに、ジャガイモやカボチャも、それぞれ3種類ほどを育てたそう。思いがけない長雨で畑が水に浸かってしまうハプニングもありましたが、味と収穫は十分。農園付住宅で暮らす4世帯で、収穫した野菜の販売会も行ったそうです。

農園付住宅の仲間と野菜の販売会を実施。大切に育てた野菜を誰かに喜んでもらえるのは、とてもうれしい瞬間といえるでしょう。

2人は、地域の果樹圃場を管理する「元樹の会」の会員でもあり、ハスカップ狩り体験を主催したり、道の駅内の加工場でジャム作りに取り組んだりと、暮らしを存分に楽しんでいる様子。遠くから憧れていただけでは得られなかった、掛けがえのない日々を実現しています。

士幌町では移住者の方を歓迎しています。

士幌町では農園付住宅のほか、ちょっと暮らし体験施設「オリベ」や「士幌町子育て住宅」など、北海道で暮らしたいという人たちを応援! 十勝の中核都市である帯広市からのアクセスは良好で、帯広市街からおよそ車で35分の位置にあります。畑や自然に囲まれたちょうどよい田舎暮らしができるのが士幌町の特徴です。

 

士幌町HP  http://www.shihoro.jp/

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